研究者を大切にしない日本の風土・体質 2008年10月09日
ノーベル物理学賞3人、ノーベル化学賞1人 たいへん目出度い事ですが、 受賞者4人の中で、2人はアメリカに在住です。 何故、日本国内で研究を進められなかったのでしょうか? ここに日本の構造的問題があります。 研究者を大切にしない風土・体質が問題です。 企業の論理が重視され、お金にならない研究を大切にしない日本。 このために、研究を続けるために、アメリカに出て行かざるを得ない訳です。 日本国内では、博士号を取った研究者が、細々と研究を続けているケースが多いようです。 大学で、教授等のポストを得られれば良いのですが、得られないと、生活するのにも苦労するようです。 仕方なく研究を諦めて、会社に勤め、研究とは関係の無い仕事に就くケースが多いようです。 中途採用になるので、会社に就職するのも難しいようです。 ノーベル賞の受賞は目出度い事ですが、 同時に、研究者を大切にしない日本の風土・体質を反省すべきでしょう。 <追伸> 「夢主義社会」に、お金はありません。 人々は、夢を追い求めます。 報酬は、次の夢に挑戦できる権利です。 |