「お客様は神様」という言葉をよく耳にします。 この言葉の真意は、「お金が神様」と言っているのではないでしょうか? 商売人にとっては、お金が一番大切です。 商売人は、お金を神様として崇めているのでしょう。 そのお金を払ってくれるお客様は、神様と同等です。 このために、「お客様は神様」という言葉が出てきたのでしょう。 つまり、物作りを行わない商売人の論理ということです。 本来、神様は、地球の自然を示すべきではないでしょうか? 人類は、地球の自然の中で育まれてきました。 その地球の自然と対話しながら、物作りを行ってきたのが、農林水産業の人たちです。 このように考えると、神様の代弁者と言えるのは、農林水産業の人たちという事になります。 さらには、自然の真理を追求する科学者・研究者も、神様の代弁者と言えるでしょう。 つまり、物作りを行う生産者こそが神様なのです。 それが、いつのまにか、消費者(お客)が神様になっています。 これは、舌先三寸の商売人が、自分たちに都合よく、真理を捻じ曲げてしまったのです。 現代社会では、いくら頑張っても報われないと感じている生産者の方々が多いと思います。 それは、本来の上下関係が逆転しているからです。 お金の流れで考えるから、消費者が上の立場になります。 物の流れで考えれば、生産者が上の立場になれます。 物作りを大切に考える社会が、「夢主義社会」です。 <追伸> 「夢主義社会」に、お金はありません。 人々は、夢を追い求めます。 報酬は、次の夢に挑戦できる権利です。 |