あなたの仕事は、価値有る労働ですか? 2008年11月23日
会社の中では、皆、忙しいようですが、その忙しさは、価値ある労働での忙しさなのでしょうか? 様々な企業で、談合・癒着・偽装等の不正行為が表面化しています。 社員の人たちは、皆、忙しく頑張って働いたのでしょう。 でも、その忙しさは、不正行為のお手伝いだったということです。 人々は、皆、忙しそうに動き回っているのですが、実は、不正行為に関わる仕事を全て排除すれば、仕事量が激減し、もっと余裕を持って働けるのではないでしょうか? 政治においても、「行政の無駄を無くすべき!」と言われています。 政治家は、私利私欲で自分に都合の良いように税金の配分を決め、 都合の悪い事は隠ぺいするために、忙しく駆け回っているようです。 政治家の行動は、価値有る労働とはとても思えません。 行政の無駄というよりも、行政の不正行為です。 <補足> 「仕事=労働」と考えがちですが、正確には違います。 「仕事」とは、だれかに仕えること。 「労働」とは、労して働くこと。 「仕事」の場合、仕えるべき相手(使用者)が存在し、その使用者が賃金を払うと約束してくれれば、成り立ちます。 つまり、「労働」が伴わなくても良いわけです。在籍しているだけで、賃金をもらっている人も存在します。 「労働」は、ボランティア等も含めて、労して働くことであり、使用者が存在しない場合もあり、必ずしも賃金に結びつくとは限りません。 「仕事」の場合、使用者との人間関係によって賃金が決まってしまいます。 会社の中では、上司の御機嫌を取りながら、上司の都合良く振舞うことが大切になります。 そうすることにより、より上の地位に就くことができます。 学力や創造力よりも、要領よく振舞うことが重視されます。 このため、現在のような舌先三寸の社会になってしまいました。 在籍しているだけで、ゴルフの話をしたり、宴会の話をしたりしているだけで、賃金をもらっている人がいます。 逆に、要領が悪いと、安月給で、夜遅くまで、残業させられる人もいます。 「成果主義」という言葉がありますが、「仕事」の成果とは、「如何に上司に仕えたか」ということになります。 「仕事」の能力とは、上司に仕える能力ということになります。 良い商品やサービスを顧客に提供する能力ではありません。 このため、一流会社でも(一流会社だからこそ)、様々な不祥事を引き起こすことになります。 |