夢主義社会トップへ 携帯電話が子供の成長を狂わせる   2008年12月11日  戻る

赤ちゃんは、母親のお腹の中で、進化の歴史を一気に辿ります。
※魚類→両生類→爬虫類→哺乳類→ヒト(妊娠8週目)
実は、産まれてからも、それは未だ継続しているのです。
その成長過程に、最新の技術で作った物を与えると、進化の歴史を正しく辿れなくなります。
その結果、体や精神に異常を生じることになります。

切れ易い子供が増えているのは、原始時代と大きく異なる現代の生活環境が原因だと思います。
本来は、大自然の中で、子供は育つべきなのです。
アスファルトとコンクリートの環境では、違和感があり、子供たちはストレスを感じます。
それが、子供たちを切れ易くしているのだと思います。

他にも、アレルギーの子供が増えたのは、余りにも清潔な生活環境が原因との話があります。
生後一歳までの間に、家畜に接していた子供は、アレルギーになりにくいそうです。

人と人が話をする方法も、昔は、対面で会話をしていました。
それが、電話やネット上の掲示板で会話をするようになりました。
この変化が、子供の精神にどのように影響しているのか、今の医学では分かりません。

子供が社会性を身に付けるのも、成長過程の一つと言えます。
社会性を身に付けるには、年数が必要です。
それが一般的には20年と考えれば分かり易いでしょう。
その間に、大人が額に汗しながら、人類の未来のために頑張っている姿を、子供に見せることで、子供は、社会性を身に付ける事ができます。

ところが、現代社会は、欲望社会です。
面白可笑しく楽しくが基本です。
大人が子供に接するのは、大人が子供と一緒に遊ぶ時です。
サラリーマンが増えた現代社会では、子供は、大人が苦労している現場を見ることができなくなりました。
これでは、子供は、社会性を身に付けないままに大人になります。

社会性は、言葉で説明しても身に付けられません。
周りの大人の行動を見ることで身に付けられます。
大人がどんなに正しい事を説明しても、裏で悪い事をしていると、
子供も、表面は良い子でも、裏で悪い事をします。
行動が伴わない言葉は、不信感を与えるだけです。

子供の成長期は、正しい大人になるために、大変大切な時期です。
この時期に、安易に、新しい物を与える事は、正常な成長を妨げ、子供の精神に異常を来たす事になります。