困っている人を見ると、助けたくなる。 裕福な人を見ると、ねたむ。うらやむ。 貧しい社会では、助け合う。 豊かな社会では、奪い合う。 人は貧しい社会で、優しくなれます。(精神的な豊かさ) 豊かな社会(物質的な豊かさ)では、悪意が増加します。 物質的な豊かさと、精神的な豊かさは、相反するものです。 戦後、人々は物質的な豊かさを追い求めて、突っ走ってきました。 それは、弱い者(優しい者)から強い者(悪意な者)が、奪うことの繰り返しです。 今の社会で豊かさを感じている人は、周りの人から物を奪った人たちです。 奪うために努力して頑張った人たちです。 一見、助ける振りをして、奪うのが一般的のようです。 「皆で豊かな社会をつくろう!」 と言っても、その中には、 ・「相手に与えよう!」と考える人と、 ・「相手から奪おう!」と考える人がいます。 自分で物を作り、他人に与えるならば、夢・平和・未来につながります。 逆に、他人が作った物を奪うならば、欲望・争い・破滅につながります。 <補足> 選挙演説では、「豊かな社会を目指します」という言葉を良く耳にします。 実は、豊かさには、物質的な豊かさと、精神的な豊かさの2種類があります。 物質的な豊かさと、精神的な豊かさは、相反するものです。 有権者の中には、物質的な豊かさを望む人たちと、精神的な豊かさを望む人たちがいます。 本来、立候補者は、どちらの豊かさを目指しているのか明確にすべきなのですが、多くの票がほしい立候補者たちは、その点を曖昧にします。 曖昧にすることにより、物質的な豊かさを望む人たちと、精神的な豊かさを望む人たちの両方の票を得ようとします。 |