夢主義社会トップへ 大型クレーン事故:起こるべくして起きた   2009年04月15日  戻る

大型クレーン事故は、起こるべくして起きた事故という感じがします。
最近よく、重機を使った工事現場を見掛けるのですが、
チラッと見ると、「危ないのでは?」と感じる工事現場がよくあります。
例えば、ショベルカーで穴を掘る際に、ショベルカーがユラユラゆれて、穴の中に落ちそうに見えます。
私は素人ですから、ほんとうのところは分かりませんが・・・

今は、コスト競争で、少しでも安くという事で、ギリギリまで人や物・時間を削られます。
その負担は、最終的に現場で働く人たちに圧し掛かります。
そして、大きな事故を招きます。

安全・安心には、高いコストが必要です。
でも、コスト競争では、最初に、その安全・安心が削られます。

本来、コストダウンは、経営者や管理職・営業マンのコストを下げるべきです。
ところが、実際には、経営者や管理職・営業マンの報酬はしっかり確保して、
そのしわ寄せを、現場で働く人たちに負担させて、安く扱き使います。

資本主義社会での競争は、様々な歪を生み出します。
資本主義社会を長く続ければ続く程、歪は大きくなります。

そろそろ、資本主義社会を止めて、新しい社会構造に移るべき時に来ています。