夢主義社会トップへ 官僚の独断での法改正は違憲   2009年05月11日  戻る

薬のネット販売について、検討会で、薬害被害者と販売業者双方の意見がまとまらなかったそうです。
意見がまとまらない状況で、法律を施行して良いのでしょうか?
官僚の独断で、一部の人は規制を行わない2年間の経過処置を取るそうですが、
本来、意見がまとまるまで、全面的に法律の施行を延期すべきでしょう。
白紙撤回の方が適切かもしれません。

公務員は憲法第15条の中で「全体の奉仕者」とされています。
一部の人の意見を元に、どんどん規制強化されたのでは、多くの国民が迷惑を受け、さらに、日本社会を疲弊・崩壊させることになります。

ネット販売禁止というような規制は、多くの国民の同意の上に行われるべきです。
今回の薬のネット販売禁止は、多くの国民が反対しています。
このような状況で、官僚の独断で一部の意見に従って、一方的に規制してしまうのは、憲法に反する違法な行為です。

<補足1>
今回の改正薬事法の最初の検討会では、反対意見を持つ人たちをメンバに入れていませんでした。
官僚の判断で、そういう人たちを、外したと思われます。
そうする事で、改正作業をスムーズに進められます。
検討委員会のメンバは、官僚の都合で決められています。
そういう不当な手法で決められた法律が、今の日本では蔓延しています。
裁判員制度も、不当な手法で決められた不当な法律です。
全ての悪の元凶は、官僚です。

その事実が判明したために、再度、反対意見を持つ人たちを含めて検討しました。
不当な検討会の事実が判明した分けですから、まずは、改正を白紙撤回すべきです。
そして、関与した官僚を処罰すべきです。

<補足2>
社会人は自己責任が基本です。
薬を服用して何か問題があれば、服用を止めて、病院へ行くのが自己責任です。
ところが、最近は、自分のミスを全て、学校の先生や行政の責任にするようです。
これを、「理不尽な要求」と言います。
理不尽な要求をする人たちは、自己責任という発想が無いようです。
そういう無責任な人たちの要望に応えて、どんどん規制強化されたのでは、日本は崩壊してしまいます。

<補足3>
行政では、未来へのビジョン(将来像)が大切です。
医療の未来は、だれでもが自宅にいながら必要な治療を受けられる環境です。
高齢者や子供が、病院まで行くのは大変でしょう。
また、病院では、他の人のインフルエンザ等に感染するおそれもあります。
インターネットを利用して診断して、必要な薬を自宅に送るのであれば充分に可能でしょう。
インターネットを利用した遠隔地医療も少しずつですが進められているようです。

このような状況で、薬のネット販売禁止は、未来へのビジョンに逆行しています。
この逆行が、国民の利便性を奪うのみならず、日本経済の後退をもたらしています。

必要なのは、どうすればネット販売を安全に運用できるかを検討する事です。
そもそも、対面販売でもさまざまな問題があります。
病院で医者が処方する薬でさえ、さまざまな問題が発生しているようです。

安全・安心のためには、情報公開が大切です。
薬の副作用の情報等を、細かく知らせる事が必要です。
情報公開は、インターネットが一番得意とするところです。
※ちなみに、官僚は隠ぺいが得意です。

薬のネット販売禁止は、未来へのビジョンに逆行しています。