夢主義社会トップへ 家族の絆が、格差を拡大する   2009年05月29日  戻る

親が裕福だと、子供もその恩恵を受けて裕福な生活を得られます。
親の財産を相続する場合もあるでしょう。
また、世襲制で、親の地位・名誉を受け継ぐ場合もあるでしょう。
これが、格差を拡大・固定化しています。

昔は、社会制度が充分に整っていなかったので、家族で助け合わないと生きて行けませんでした。
でも、今は、産まれると同時に社会の一員になり、公的な様々な恩恵を得られます。
日本では、全ての人が、最低限の生活を保障されています。

それにも関わらず、日本社会では、未だに、様々な制度が、家族という単位で考えられているようです。
これが、格差を拡大・固定化しています。

本来、子供は、親や家族が育てるのではなく、社会で育てるべきです。
社会制度が充実した現在においては、家族という単位は不要だと思います。
子供の養育費(衣食住&教育)は全額、社会で負担すべきです。
そして、将来、社会のために頑張って奉仕してもらうべきです。

必要なのは、「家族との絆」ではなく、「社会との絆」なのです。