夢主義社会トップへ 党首討論よりも、国民の声を政府に伝えるべき   2009年05月31日  戻る

麻生首相と鳩山代表の党首討論に注目している人が多かったようです。
でも、明確な政策はなかったようです。

何故、抽象論に終始したのか?
それは、現実論を出すと、必ず反感を持つ人がいるからです。
つまり、敵を作ることになります。

民主党は政権を取りたい。一人でも多くの人から票を得たい。
そのためには、敵を作らないのが一番なのです。
このため、抽象論で、多くの人に期待を持たせる手法を取っています。
八方美人とか風見鶏とも言います。

しかし、この手法で選挙に勝ってしまうと、収集が付かなくなります。
アッチコッチに借りを作ってしまい、国民のために活動できなくなります。
結局は、今の自民党と同じになります。「同じ穴の狢」です。

そもそも、麻生首相も鳩山代表も、世襲制でその地位を得た人たちです。
そういうお坊ちゃまに、国民の生活が分かるはずがありません。
国民は、党首討論に耳を傾けるよりも、国民の声を、政府に伝えるべきです。

<補足1>
地道にコツコツ国民の声に耳を傾けている党は、共産党ぐらいかなと思います。

共産党は、企業献金も団体献金も受け取っていません。
政党交付金(政党助成金)も受け取っていません。
国民の生活が第一というのは、昔から共産党が主張していた内容です。
それを、民主党が真似し、自民党が真似しました。
でも、最近、自民党は、大企業第一に戻ったようです。

政府が何かすればする程、社会は混乱し、疲弊します。
政府は何もしない方が良いのです。
何かするならば、今まで作ってきた制度の廃止です。
制度の廃止が、真の規制緩和です。
どんどん制度を廃止すれば、官僚の出番が無くなります。
制度の廃止により、小さな政府になります。
例えば、年金制度を廃止して、生活保護に一本化します。
政府が行うべきは、国民の最低限の生活の保障だけです。

<補足2>
政府に期待しなくても、日本には、世界に誇れる物作りの企業が多く在ります。
その頑張っている企業に対して、規制強化で邪魔をするのが政府です。
今回の金融危機の一因は、規制緩和から規制強化に戻った事にあります。
政府は、何もしない方が良いのです。
そして、小さな政府を目指すべきです。