夢主義社会トップへ 天の声・悪魔の声どちらも妄想   2009年06月20日  戻る

「天の声」って何なのでしょうか?
大昔であれば、「神様の御告げ」と言った感じでしょう。
占い師が、「神様の御告げ」を聞いて、
「皆の者、神様の御告げじゃ、良く聞きなされ」
「神様は、次の、落札業者は、西松建設にせよと言っておる」
と言った感じでしょうか?

神様は、人々の前に姿を見せません。
人々に声を伝えるのは、占い師です。
「神様の御告げ」が、ほんとうに神様の言葉なのか、
それとも、占い師の勝手な言葉なのかは分かりません。

「西松建設にせよ」という御告げならば明確ですが、
「夕焼けに立つ松が見える」と言った曖昧な御告げの場合、
周りの人たちは、「夕焼け=西」だから「西松建設」に違いないと言い出すかもしれません。
もちろん、それを否定する人もいるでしょう。
すると周りから「天の声に従わぬと、天罰が下るぞ」という声が出てきます。
「天罰=嫌がらせ・村八分」という事で、恐いので黙ってしまいます。
こうして「天の声」がまかり通ります。

そう言えば、別の幼児殺害事件では「悪魔の声」が聞こえたと犯人が言っていました。
「天の声」も「悪魔の声」も同じように思えます。