夢主義社会トップへ もし小泉構造改革が順調に進んでいたら   2009年08月18日  戻る

もし、小泉構造改革が順調に進んでいたならば、
■日経平均は10万円になっていたでしょう。
※日本に巨額の投資をしていた米国は大儲けで、金融危機は起きなかったでしょう。
■企業は拡大を続け、多くの派遣労働者が正社員になったでしょう。
■企業からの税収入が増え、低負担で高福祉を実現できたでしょう。
■財政赤字解消、年金資産も増え、年金増額の話しが出ていたでしょう。

残念ながら、小泉構造改革は、官僚や民主党、自民党内の反対勢力により、じわじわと後退させられました。
ライブドア事件も、構造改革が進み、景気が順調に回復する状況に懸念を抱いた自民党内の反対勢力が、特捜部にホリエモン潰しを依頼したと思われます。
そして、日本は規制緩和から規制強化に変わり、日本の株価は低迷してしまいました。
その結果、日本に巨額の投資をしていた米国は、サブプライム問題を引き起こし、今回の金融危機に陥りました。

小泉構造改革は、日本の財政健全化の最後のチャンスだったのです。
このチャンスに失敗したため、今後は、財政破綻の道をたどる事になります。
財政破綻を避けるには、早めに資本主義を諦めて、新しい社会構造にチェンジする必要があります。

今回、巨額の景気対策を行ったので、一時的には少し景気回復すると思いますが、1〜2年で息切れするでしょう。
その前に、お金に依存しない社会構造に転換する必要があります。

お金に依存しない社会構造とは、人と物に着目して、需給のバランスを取る社会構造です。
需給のバランスをコンピュータ管理で行います。
お金に依存しなければ、金融危機も財政破綻も関係ありません。

資本主義社会では、お金に着目して、需給のバランスを取ろうとしています。
でも、お金は仮想の媒体なので、暴走し易いです。
その暴走の結果が、金融危機や財政破綻です。



夢主義社会」では、お金を廃止して、代わりに、夢を競います。
夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。
300年後の事を考えても無意味と言う人もいるでしょう。
でも、目標を立てなければ、永遠に到達する事はできません。
日本人は、その場の雰囲気(空気)に流される人が多いようです。
300年後であれば、私利私欲が及ばないので、理想社会を客観的な立場で想像できるでしょう。
しっかりとした目標「理想社会」を定めて、一歩でも良いので、それに向かって進む事が大切です。