夢主義社会はハウツー本ではありません 2009年11月15日
ハウツー(How to)本が売れているようです。 これは、自己中心的な欲望に基く行動と考えられます。 「本を読んで、個人的に得をしたい」という想いから、ハウツー本を購入します。 残念ながら「夢主義社会」は、ハウツー本ではありません。 「本を読んで、自分を犠牲にして、人類の未来に役立つ」ための本です。 本の中では、下記の手順で、新しい社会を考えます。 1.人間の本質を考えます 2.現代社会の問題点を考えます 3.未来社会を考えます 現代社会では、自分の欲望を満たすための手段・手法を求めている人が多いようです。 残念ながら「夢主義社会」では、欲望ではなく、夢を目指しています。 夢と欲望の違いを知って頂き、本来の進むべき道を考えて頂くための本です。 早い話が、自己中心的な根性を叩き直すのが目的の本です。 欲望を求める人にとって、「夢主義社会」は期待外れ、肩透しに感じられるのは当然です。 ■自分の欲望より、人類の未来 人は、長く生きても、百年程度です。 その間に、個人的に、どんなに楽しい思いをしても、人類の未来には、関係ありません。 目先、誰かが、お金や権力を得ても、その事は、人類の未来に関係ありません。 むしろ、お金や権力を、私利私欲のために使ったならば、人類の未来には、マイナスになります。 「お金や権力がほしい」、「楽しい思いをしたい」、というのは、人類の未来と関係のない欲望です。 欲望は、自分のためです。 そして、その自分は何れ年老いて死にます。 欲望は、自分が生きている間に実現しなければ価値がありません。 自分の欲望を実現するために、手段を選ばず、周りの人を犠牲にし、 さらには、人類の未来をも犠牲にして、達成しようとします。 その人が死んだ後、残るのは、犠牲になった人たちと、犠牲になった人類の未来です。 最近の、金融危機や地球温暖化も、欲望に後押しされた自己中心的な経済活動の結果です。 でも、生きている間に、「人類の未来に役立つ行動」をしたならば、 その行動は、価値あるものとして、人類が存続する限り、永遠に生き続けます。 「人類の未来に役立つ行動」、これが、本来の夢です。 人類の未来にゴールがなく、永遠に続くように、夢にゴールはありません。 まずは、夢に向かって一歩、歩き出すことが大切です。 「夢に向かっての一歩」、それが、「人類の未来に役立つ行動」です。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。 |