私が考える「夢主義社会」は、既存の資本主義社会と全く異なる社会ではなく、既存の資本主義社会の進化系として、延長線上に存在します。 既存の資本主義社会の問題点を洗い出し、改善します。 既存の資本主義社会の一番の問題点は、「お金」の存在です。 全ての物や行為が、「お金」という一つの対価に置き換えられています。 この結果、 ・額に汗して得たお金 ・地位・名誉で得たお金 ・マネーゲームで得たお金 ・不正で得たお金 が同等になり、区別がつかなくなります。 地位・名誉、マネーゲーム、不正で得るお金は、労働の伴わないお金です。 このため、大きなお金を得ることができます。 これでは、額に汗して働く人たちは報われません。 そこで、対策として、労働の伴わないお金と、労働の伴うお金を区別することが考えられます。 そして、労働の伴わないお金で、労働の伴う製品・サービスを購入できないことにします。 さらには、様々な取引を細かく分類・管理して、取引に制限を加えます。 コンピュータ技術が進んだ今、これらのお金を種類別に管理することは、充分に可能です。 そもそも、お金は、人が物を得るために、便宜的に考え出した仮想のものです。 現代は、そのお金が、実態があるかのように振る舞い、独走している状態です。 これを、本来の「人と物」に回帰しようというのが、「夢主義社会」です。 <補足> 「労働の伴わないお金」は、言ってみれば、「おもちゃのお金」と同様です。 その「おもちゃのお金」が、現実社会で、流通してしまっている現代社会。 一見大人に見える人たちが、実は、子供の感覚で行動しています。 ですから、マネーゲームという遊びが流行します。 もっと、大人になってほしいと思います。 大人の条件は、理性が有る事です。 豊かな社会では、理性を育まないままに、大人になってしまう人が多いようです。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。 |