夢主義社会トップへ 資本主義の進化系:夢主義社会   2010年02月11日  戻る

私が考える「夢主義社会」は、既存の資本主義社会と全く異なる社会ではなく、既存の資本主義社会の進化系として、延長線上に存在します。

既存の資本主義社会の問題点を洗い出し、改善します。
既存の資本主義社会の一番の問題点は、「お金」の存在です。
全ての物や行為が、「お金」という一つの対価に置き換えられています。
この結果、
・額に汗して得たお金
・地位・名誉で得たお金
・マネーゲームで得たお金
・不正で得たお金
が同等になり、区別がつかなくなります。
地位・名誉、マネーゲーム、不正で得るお金は、労働の伴わないお金です。
このため、大きなお金を得ることができます。
これでは、額に汗して働く人たちは報われません。

そこで、対策として、労働の伴わないお金と、労働の伴うお金を区別することが考えられます。
そして、労働の伴わないお金で、労働の伴う製品・サービスを購入できないことにします。
さらには、様々な取引を細かく分類・管理して、取引に制限を加えます。
コンピュータ技術が進んだ今、これらのお金を種類別に管理することは、充分に可能です。

そもそも、お金は、人が物を得るために、便宜的に考え出した仮想のものです。
現代は、そのお金が、実態があるかのように振る舞い、独走している状態です。
これを、本来の「人と物」に回帰しようというのが、「夢主義社会」です。

<補足>
「労働の伴わないお金」は、言ってみれば、「おもちゃのお金」と同様です。
その「おもちゃのお金」が、現実社会で、流通してしまっている現代社会。
一見大人に見える人たちが、実は、子供の感覚で行動しています。
ですから、マネーゲームという遊びが流行します。

もっと、大人になってほしいと思います。
大人の条件は、理性が有る事です。
豊かな社会では、理性を育まないままに、大人になってしまう人が多いようです。

夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。