民主主義に、小沢幹事長のような権力者は不要です。 小沢幹事長が辞任すれば、民主党は支持率回復です。 でも、小沢幹事長の地元では、小沢幹事長に期待する人が多いのでしょう。 どんなに汚いお金でも、それが地元に流れてくるとなると、有権者は正しい選択ができなくなります。 実は、昨年の衆院選挙で、民主党が大勝利を収めたのは、 2つの相反する支持層の、両方の票をうまく手にしたからです。 ■民主党にクリーンな政治を期待する層 ※小沢氏は、この層の前には出ませんでした。 ■従来からの汚いお金のバラ撒きを期待する層 ※小沢氏は、この層に対して重点的に働き掛けました。 民主党は、2つの顔をうまく使い分けて、大勝利を収めたのです。 今回、特捜部は、政治と金の真実を社会に知らせてくれました。 「政治と金」の問題、「政治家は怪しい」という事です。 この真実を元に、国民が選挙で正しい判断をする事が、国民による裁判と言えます。 議員を裁くのは、国民なのです。 法律では時候がありますが、国民の裁きには時候がありません。 <補足1> そもそも、民主主義に権力者は不要なのです。 民主党の小沢氏は、 ・国民の側に立った政治を実現する ・議会制民主主義を日本に定着させる 等と言っていました。 でも、民主主義での主権は、国民にあります。 国会議員は、国民の声を代弁するだけです。 ですから、総理大臣を筆頭に、国会議員は偉くありません。 偉いのは、国民一人一人です。 従って、小沢氏のように、大きな力を持った人は不要なのです。 にも関わらず、国民は、選挙で、 ・権力のありそうな人 ・偉そうな人 ・頼りになりそうな人 を選びたがります。 この発想は、「殿様」を選ぼうとしているようなものです。 「殿様」を選ぶという事は、「封建社会」という事です。 企業献金は、この「殿様」に対する、貢ぎ物なのです。 民主主義では、全ての人は、自由で平等です。 権力者は不要です。存在してはならないのです。 権力者は、民主主義を脅かす存在です。 行政は、「まじめにコツコツ、地道に細々」が基本です。 <補足2> 政府に期待しなくても、日本には、世界に誇れる物作りの企業が多く在ります。 その頑張っている企業に対して、規制強化で邪魔をするのが政府です。 今回の金融危機の一因は、日本が規制緩和から規制強化に戻った事にあります。 政府は、何もしない方が良いのです。 そして、小さな政府を目指すべきです。 政府が行うべきは、国民の最低限の生活を守る事です。 そのためには、共産党程度で充分でしょう。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。 |