夢主義社会トップへ 相手の目を見て話すのは詐欺の基本   2010年04月19日  戻る

「相手の目を見て話しましょう」
「相手の顔色を伺いながら話をしましょう」
これは、舌先三寸社会において必須の会話技術です。

本当は、相手がどんな顔をしようが、どんな気持ちであろうが、
正しい事は正しい、間違いは間違いなのです。

ところが、現代社会では、相手の顔色や、相手の気持ちにより、真実が曲げられています。
相手の顔色や、相手の気持ちを重視した結果、本来どうあるべきかが軽視されます。
その場しのぎで、今さえ良ければそれで良いという発想が横行します。
人々は、短絡的な楽しみ(欲望)に向かいます。
欲望は争いを招き、破滅に向かいます。

何故このような社会になったのか?
それは、政治家や官僚が、舌先三寸の手法を正しいとして、社会に広めたからです。
義務教育でも「相手の目を見て話しましょう」と指導しています。
政治家や官僚は、舌先三寸でその地位を得ました。
その自分たちの行動を正しいとして、社会に広めたのです。

舌先三寸で相手を言いくるめるには、自分の話を聞いてもらう事が基本です。
ですから、「人の話は聞くもの」という言葉が出てきます。
さらには、言語力不足で分かりやすく説明できない場合、
「空気を読め」「思いやりが大切」という言葉で、
自分に都合の良い解釈を、相手に求めます。

本当は、
「人の話は聞くもの」ではなく、
「私の話を聞いて下さい」と頭を下げるべきです。
「空気を読め」ではなく、
「言語力不足で申し訳ありません」と頭を下げるべきです。
「思いやりが大切」ではなく、
「無能な私を助けて下さい」と頭を下げるべきです。
でも、競争社会では、頭を下げると負けです。
負けを認めたくないので、命令形の言葉を使います。

現代社会で舌先三寸の頂点に立つ人は、政治家や官僚です。
国民の税金や借金で、好き勝手な事をしている状況は、当に自転車操業です。
振り込め詐欺は、政治家や官僚の手口を真似ただけです。

このような政治家や官僚に、日本を任せてはいけません。
民主主義は、自己責任です。
国民一人一人が、主体性を持って、政治に意見を言うことが基本です。
政治家任せでは、民主主義は腐敗してしまいます。