ねじれ国会こそが、民主主義 　 2010年07月12日　

菅総理は、選挙演説で、「再び、ねじれ国会になってもいいんですか」と脅迫めいた言葉を発していました。 民主党は、野党時代、ねじれ国会を作り、国会を混乱させた張本人です。 その張本人が、自分たちが与党になったので、「ねじれ国会は止めましょう」というのは、横暴、身勝手です。 本来、様々な意見があって当然なのです。 様々な意見を、一つ一つ国会で皆で議論するのが、民主主義です。 それを、政党で意見を統一するというのは、政党による独裁政治です。 独裁政治により、国民は虐げられ、元気を失いました。 民主主義は、様々な意見を国会で議論する中で、正しい政策に向かいます。 大きな政党でも小さな政党でも関係なく、議員一人一人が、国民の代表として自由に意見を述べ、皆で議論するのが議会制民主主義です。 逆に、民主主義に反するのは、 ・議論に参加しない審議拒否 ・大きな権力で独断での決定 です。 民主党は、 野党時代は審議拒否、 与党になってからは、独断での決定を行ないました。 明らかに民主主義に反しています。 もちろん、自民党も同じです。 ＜補足＞ 大きな政党が支配する政治は、封建社会と同じです。 国民は、選挙で、 ・権力のありそうな人 ・偉そうな人 ・頼りになりそうな人 を選びたがります。 この発想は、「殿様」を選ぼうとしているようなものです。 「殿様」を選ぶという事は、「封建社会」という事です。 民主党の小沢氏のような権力者は、当に「殿様」です。 企業献金は、この「殿様」に対する、貢ぎ物です。 日本人は、真の民主主義を理解していません。 ですから、選挙で「殿様」を選びたがります。 本来、民主主義の代表は、民衆の中から選ばれるべきです。 それも、個々の具体的な政策に対して、個々に代表を選ぶべきです。 つまり、Ａの政策は、Ａ党に任せる、Ｂの政策は、Ｂ党に任せるという感じです。 一つの政党が全てを取り仕切るのではなく、 様々な政党が、様々な形で国民の声を国会に反映させます。 これこそが、真の民主主義です。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を考えます。