夢主義社会トップへ 心は迷路:人間関係重視が自殺を増やす   2011年03月04日  戻る

心の中は、迷路です。
心の中を覗けば覗くほど、深入りし、迷路から抜け出せなくなります。

心の迷路に入る原因は、人間関係重視社会にあります。
学校では、人間関係を大切にし、友達を作るように指導しています。
思いやりが大切・空気を読め
心の痛み・心のケア
おもてなしの心
等と、心に着目する事が増えています。

心は仮想の世界です。何でも有りです。
その心に着目し出すと、限が無くなります。
そして、その迷路から抜け出せなくなります。

対策は、もっと、現実を見るべきです。
現実とは、大自然です。
春夏秋冬、季節が変わる中で、自然の様相も変わります。
暑い夏、寒い冬、豪雨、雷、地震等の災害もあります。
このような大自然の中で、如何にして生き抜くかが、本来の生きる目的です。
人間関係よりも、大自然を見るべきです。
大自然を見れば、自分の悩みが小さく無意味である事に気付くでしょう。

そもそも、心(脳)は、体を生かすために存在します。
自分の体を使って、人類の未来に役立つのが、人として生まれた最大の目的です。
体を動かして、額に汗して、人類の未来のために働くのが、本来の人の生き方です。

ところが、豊かな社会では、体を使う機会が減りました。
体を使わないと、心(脳)は、「自分の体は要らないんだ」と認識します。
これが、自殺にいたる真の原因です。

体を生かす必要が無くなった心(脳)は、本来の目的を見失い、心の中に閉じこもります。
これが、引きこもり、うつ病につながります。

最近、マラソンを行なう人が増えているようです。
この行為は、「兎に角、体を動かさないといけない」という本能的な行動と考えられます。
自殺予防とも言えます。
但し、マラソンの場合、無理を続けていると「何のために走るのか?」という心の迷路に陥る事があります。
無理をせず、周りの風景を楽しみながら、ボチボチ走る事が大切です。
そういう意味では、散歩・ウォーキングの方がお奨めです。

大自然と対話しながら、体を使うのが、本来の人間の生き方です。

夢主義社会」は、人間の本質を踏まえた上で、人類の未来を考えます。