円高は、思いやり※円高は悪い事ではない 2011年03月19日
急激な円高を問題視して、円高防止に向けて協調介入だそうです。 でも、大規模災害を受けた日本は、海外から石油等の物資を輸入しなければなりません。 どちらかというと、当面は、円高の方が良いのでは? 実は、急激な円高は、災害を受けた日本に対する海外からの思いやりなのです。 円高にしてあげるから、海外から石油等の物資を安く輸入しなさいという思いやりなのです。 ある意味で、寄附と同じです。 <補足> 大規模災害を受けた日本、財政破綻も近い日本、 本来ならば円安に向かうはずなのですが、円高です。 でも、円高は悪い事ではありません。 円高では、海外から安く商品を購入できます。 食料品や原材料を、海外から安く購入できます。 小麦や石油等を、海外から安く購入できます。 円高は、世界経済が、日本を高く評価しているという事です。 輸出産業にとって円高は打撃と言われますが、 輸出により利益を上げようとするから、円高になるのです。 為替は、輸出により過剰な利益が生じないように設定されます。 日本の貿易が黒字の間は、円高は止まらないでしょう。 円高対策は、現地生産を行なえば良いのです。 現地に工場を建て、 現地の人たちを雇用して、生産すべきです。 会社は、社会のためにあります。 社会に奉仕するのが、会社の真の存在意義です。 但し、これを海外で行なった場合、日本のとしてのメリットはありません。 そもそも、海外との取引で利益を上げようというのが間違っています。 内需拡大により、経済を維持すべきです。 そのためには、従業員の給料を増やすべきです。 逆に、経営者の報酬を増やしても、消費拡大にはつながりません。 政府が、企業にお金をばら撒いても、企業は海外に目を向け、 そのお金を海外投資に使うだけです。 政府が行なうべきは、高額な報酬を得ている経営者に対して、 従業員の給料を増やすように、監督・指導すべきです。 監督・指導だけならば、財政出動は不要です。 政府の舌先三寸で、経済を活性化できます。 今回の急激な円高は、日本の企業が復興需要に向けて、お金を日本に戻す事を予想しての円高のようです。 急激に円高になったので、大企業は、円を買う際に、損失を被ります。 そこで、大企業の損失補填のために、政府は、一時的に協調介入で、円安に戻したのです。 今回の大災害で、日本は内需拡大に向かいます。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を考えます。 |