親は子供に苦労させたくない、子供に苦労を見せたくないと考えるようです。 この発想が、様々な問題の元凶になっています。 「子供に苦労させたくない」が行き過ぎると、 「甘やかす」になります。 「子供に苦労を見せたくない」の結果、 大人社会の苦労を知らないまま、育ちます。 これでは、未来を切り開く事はできないでしょう。 子供に教えるべきは、答えではありません。 世の中を要領良く生きていく答えではありません。 必要なのは、自分で考える力です。 未来において何があるか分かりません。 どんな状況にも対応できる応用力です。 また、どんな時にも、歯を食いしばって、頑張れる根性です。 さらに、進むべき道を間違えない理性です。 但し、これらは、言葉では教えられません。 大人がお手本になり、苦労している背中を見せる事が必要です。 「子は親の鏡」です。 親が、いくら言葉で正しい事を説明しても、親の実際の行動が伴わなければ、子供はそれを真に理解できません。 親が、子供に対して、言葉だけで正しい事を説明・強要したならば、その子供は、親の前でのみ、良い子を振る舞う人間に育つでしょう。 親が子供に対して行うべきは、子供と一緒に遊ぶことではなく、親が額に汗して働くところを子供に見せることです。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。 |