夢主義社会トップへ 格差社会=マネーゲーム社会   2012年10月05日  戻る

格差とは、所得(お金)の格差です。
その人が、如何に社会に役立ったかを、評価するものではありません。
その人が、どんなにすばらしい発明をしても、どんなにすばらしい社会貢献をしても、その人が、その対価として、お金を求めなければ、お金を得ることはできません。
たとえば、コンピュータOSのWindowsとLinuxを比較すると明白です。
Windowsを開発したマイクロソフトは巨額の利を得て、Linuxは、無償で公開されています。
お金を得るか否かは、その人のポリシー(人生観)に依存するものだと思います。

逆に、舌先三寸で要領良く振舞えば、それだけで、お金を得ることができます。

「勝ち組、負け組」という言葉をよく耳にする今日この頃ですが、これは、最近の商売(経済)がマネーゲームであると、多くの人が感じ始めている証しのように思えます。
最近の商売は、良い商品やサービスを提供することよりも、要領良く、振れ回って、世の中の流れ物であるお金を、うまく自分の懐に入れることで、大金を手にできます。
ここには、未来につながる夢はありません。
ただ単に、お金持ちになりたいという欲望のみです。

商売は、安く仕入れて、高く売ることで、利益を得ます。
当然、相手が存在しており、
仕入の場合、安く仕入れたということは、仕入れ元は、安く売った。
つまり、相手は損をしたことになります。
販売の場合、高く売ったということは、購入者は、高く買わされた。
つまり、相手は損をしたことになります。
麻雀や、トランプゲーム等を、お金を賭けて行った場合を考えると良く分かるのですが、そのゲームの中で、だれかが得をしたということは、だれかが損をしていることです。
※ちなみに、賭け麻雀は犯罪です。

商売とは、このような行為を、舌先三寸で行い、如何に自分が利益を得るか。
逆に言うと、相手に損をさせるか、ということになります。
つまり、マネーゲームだということです。
そもそも、実社会でのマネーゲームは、ルールが曖昧であり、不正ギリギリだったり、不正でもバレなければ問題ないだろうという考えが横行しているようです。
「商売、きれい事言ってたんじゃ、やっていけない」という言葉がありますが、汚く、悪く、醜くい行為を行った商売人が、多くの利益を得られるようです。

本来必要なお金は、最低限の物(衣食住)を得るためのお金だけで良いのです。
それ以上のお金を手にした人間は、そのお金を夢または欲望に、費やすことになります。
そのお金持ちが、自分のお金を、夢(人類の未来)のために、費やしたならば、人類の未来へと続きます。
逆に、そのお金持ちが、自分のお金を、自己の欲望のために、費やしたならば、人類の破滅につながります。

従って、所得格差は、問題ではありませんが、その使い道が問題であり、物作りをせずに、舌先三寸で要領良く振舞う人間に、そのお金を自由に使わせるのは危険です。累進課税により、しっかりと徴収して、国として有効に使うことが大切だと思います。

所得格差は、資本主義社会では仕方のないことであり、この格差をなくしたいのであれば、資本主義社会(お金第一主義)をやめて、夢主義社会(お金の要らない社会)にするしかありません。


私の案を本「夢主義社会」にまとめました。
従来の発想を180度覆す大胆な案(非常識な案、極端な案)を並べて見ました。
私の本を叩き台にして、皆様が新しい社会構造を考えるきっかけになれば、幸いです。