夢主義社会トップへ 議会制民主主義の終焉※職業政治家による腐敗   2012年10月21日  戻る

政治の混乱の原因は、職業としての政治家の存在です。
政治家は、その地位を維持するだけで、高い報酬を得られます。
このため、日本の未来のために本来どうあるべきかよりも、
自己の地位を維持するためにどうすべきかを重視して行動します。
これが、政治腐敗を引き起こしています。
議員が職業化した時から、「議会制民主主義」は成り立たなくなったのです。

議会制民主主義で大切なのは、議員一人一人が、国民生活を第一に考えて行動することです。
ところが、今の国会議員の頭には、政局しかないようです。
こんな国会議員は税金泥棒です。
国会議員は要らないという声もあるようです。
議会制民主主義は、職業政治家による腐敗で、終焉を向かえようとしています。
いよいよ、インターネットでの直接民主主義の時代です。

<補足1>
今の日本の政治は、戦国時代に見えます。
昔、戦国時代には、侍たちが互いに戦った結果、民衆が迷惑を被りました。
今の日本の政治も、国民生活を犠牲にして、議員たちが戦っています。
議員たちは殿様(党の代表)のために戦います。
この状況は、封建社会です。

日本人は、真の民主主義を理解できません。
現在の日本は、封建社会の延長なのです。
選挙では、封建社会での殿様を選ぼうとします。
殿様を選べば、独裁政権になり、民衆の意思に反した政治になるのは当然です。

大連立で協力すれば良いという声がありますが、大連立は癒着です。
国民の生活を無視して、密室談合で、お金をばら撒かれたのでは困ります。
それぞれの立場で、国民のために、国会で前向きに議論すべきです。
これが、本来の民主主義です。

<補足2>
民主主義で大切なのは、多くの国民の声を国会に反映させる事です。
議員定数を削減すると、国民の声を充分に聞けなくなります。
一部の強権な議員が、独断で国会を進めることになります。
これは、独裁政治です。民主主義ではありません。

既に、今の議員のほとんどは、政党内の強権な議員の考えに従っているようです。
自分の意見を持たない議員は、国民の代表とは言えないので、
議員定数を削減すれば良いという話が出てくるのでしょう。

でも、本来、一人一人の議員が、自分の意見で、国会に臨むのが民主主義です。

財源不足ならば、議員定数削減よりも、議員の報酬を下げれば良いです。
そもそも、議員はボランティアであるべきです。
ボランティアで生活に困るならば、生活保護を受ければ良いです。

多くの人たちが政治活動に参加し、
多くの人たちが政策の作成に関わるのが、
本来の民主主義の姿です。

★インターネットによる直接民主制
夢主義社会」では、国会は、インターネット上の掲示板で行われます。
議案は、様々な団体が、独自に作り、インターネット上の掲示板に、議案を公開します。
国会議員は存在せず、国民一人一人が直接、インターネット上の掲示板に公開された議案に対して、自由に意見を書き込みます。
最終的に、インターネット上で国民投票を行い、決定します。

今の政治制度は、「議会制民主主義」であり、選挙で代表者を選出し、その代表者を通して、間接的に自分の意思を政治に反映させる「間接民主制」になっています。
確かに従来は、国民が全員集まって議案を議論するということはできないので、このような「間接民主制」以外に選択肢がありませんでした。

しかし、インターネットが普及した現在、国民同士が互いに頻繁に意見を交わすことは、充分可能になってきました。
インターネットを利用した「直接民主制」では、相手の顔色や、言い回しは、関係ありません。
また、水掛け論、ヤジ、失言、暴言、居眠り、審議拒否等もありません。
国会議員は存在しませんが、議案作成は、労働と見なします。
また、国民投票での承認後の議案の遂行も労働とみなします。

夢主義社会」では、議案毎に、心有る人たちが集まり、議案の作成・遂行を行います。
夢主義社会」では、現代のような職業としての政治家は存在しません。
必要な時に、必要な人間が集まり、必要な事を行います。
議案の遂行が終わったならば、解散し、
関わった人たちは、元の自分の労働に戻ります。

既に、現代社会でも、腐敗した行政を何とかしようと、心有る人たちが集まり、行政の問題点を指摘する等の活動を行っています。
このような人たちにこそ、現在の政治家に代わって、行政を遂行してほしいと思います。

夢主義社会」は、300年後の理想社会を考えます。