トップへ  社長は一流の詐欺師  戻る

最近は、談合・詐欺・不正等の罪で、社長が告訴されることが多くなりました。
昔は、「社長=偉い人」というイメージでしたが、最近の状況を見ると「社長=詐欺師」という感じを受けます。
影で何か悪いことをして、利益を得ているのではないか?」そんな感じを受けます。
ついでにいうと、昔は「人を見たら泥棒と思え」という言葉がありましたが、最近は、「人を見たら詐欺師と思え」、「笑顔で近づく人を見たら詐欺師と思え」という言葉が適切だと思います。

詐欺師は、人を騙して自分が利益を得ます。
警察に摘発されるのは、二流の詐欺師であり、不手際により、摘発されました。
一流の詐欺師は、最初から最後まで、自分が詐欺師であることを相手に感じさせません。
最初から最後まで、自分が善良な人間であると思わせ、相手から感謝され、尊敬されるように、振舞います。
もしもの時にも、形跡を残さないように気をつけます。
それが、最近、社長が告訴されることが増えてきたのは、社会構造が従来と大きく変わって来たからだと思います。
そういう意味では、小泉内閣の構造改革は、着実に効果を上げているように思えます。

そもそも、株式会社等は、出資者が、出資額を限度とした有限責任のみを負います。
無限責任を負う個人事業者に比べれば、株式会社は、無責任集団という感じがします。
ですから、会社で何か問題があったときには、「舌先三寸で謝る」だけで済まされます。
刑事摘発されるのは、個人の行動に問題があった場合のみです。